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歯牙移植

治療説明

歯牙移植とは自分自身の役に立っていない歯を抜いて別の場所に植える方法で 自家歯牙移植とも言います。移植と言えば 臓器移植が有名ですが、これは他の人の 臓器を移植するので他家移植と言います。 歯科の分野では、現在他家移植は 行われていません。
自家歯牙移植のメリットは歯根膜(顎骨に歯を固定させる靭帯のような組織)も同時に移植できることです。この歯根膜を生きたまま移植することであごの骨に定着してしっかりと歯を固定し機能を回復します。歯根膜があることで通常の歯の感覚を保つことが可能であり、またあごの骨に根付くことでインプラントのような人口の歯とは違い新たな骨が形成されます。
しかし、歯牙移植には以下の条件が必要です。


  • 移植する場所に歯の大きさが類似(サイズがあっている)していること
  • 移植する歯が歯周病にかかっていないこと(歯根膜の存在)
  • 患者さんが比較的若いかたであること(40歳くらいまで)
  • 移植する歯の根が単根か複雑な形ではないこと
  • 不必要な歯(ドナー歯)がなくてはいけない
歯牙移植 症例
破折性外傷 治療前 破折性外傷 治療後
1.左上の小臼歯を虫歯で失いました。 2.右下の親知らずをまず抜歯し、その親知らずを2根に分割しひとつの根のした上、左上に移植しました。
破折性外傷 治療前 破折性外傷 治療後
3.左下の方が抜歯は簡単ですが根の分割が右下のほうが比較的容易と考え抜歯の難しい右下を選択しました。大変な手術になりましたが無事移植できました。 4.移植歯に土台を装着したところです。
破折性外傷 治療前 5.かぶせ物の最終チェックの様子です。5年後の現在も経過は良好です。